ポラコンを実際に利用した河川改修の施工現場の様子です

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ポラコンの施工現場

治水安全度向上のための河川改修によって、河道が拡幅され水深の浅い平瀬化した単調な川となり、特に中小河川の改修では逆台形の断面形で長い区間が整備されています。
このような河川は、魚の生息場である瀬や淵、植物の生える河原や水際がなくなってしまい、人々にとっても単調でつまらない景観でしかありません。

水際が土羽で、植物が生い茂っていることが、魚たちに限らず、昆虫や小動物、あるいは鳥たちにとっても、良好な生息環境であることはいうまでもありません。しかし、改修した河川を瀬と淵のある、自然な水際と河原のある川らしい川にしようして、不自然に低水路をつくるとちょっとした出水でも河岸が流出してしまいます。

コンクリートを使いながらも“コンクリートが見えない護岸”として、ポラコン(Porous-Concrete)を現場施工し、ポラコン表面に客土材料を吹き付けて緑化する工法が注目されています。

ポラコンの河川整備工事(平成11年)
名古屋市:植田川

同種施工法による別河川の施工一年後

■施工手順

低水路を形成し水際の植生を復活させ、水辺の自然環境の多様化を図る。
水際に魚巣ブロック・大型張ブロックを用いて洲を造成。

水際の覆土は小出水で流れやすいので、土壌の安定化をはかるため緑化用ポラコンの現場打設。

ラス金網を固定するためのアンカーの挿入

ラス金網の固定

有機質材料を主成分とする客土材料の吹き付け(緑化用種子入り)

ヤシ繊維製ネットを敷設し、植生護岸が形成されるまでの浸食防止。
ヤシ繊維は徐々に分解して土に還る。

■現場施工に適した配合設計

使用する骨材粒径、セメントと骨材の混合比率、高性能減水剤の有無等により用途に応じたポラコンの空隙率・透水係数・強度および現場施工に適したスランプ値とすることが可能です。

スランプ値 sl.= 0cm
透水係数 10-1cm/s以上
圧縮強度 10N/mm2以上

プレートによる転圧
(トウスイ ポラコン舗装)

スランプ値 sl.= 20cm
透水係数 10-2cm/s 以上
圧縮強度 18N/mm2以上

振動締め固めが可能です

大型根固めブロック等への適用
(長崎県:大村湾

擁壁裏込部の試験施工
(茨城県:つくば市内)

ポラコンを実際に利用した河川改修の施工現場